やすらぎ荘とは

やすらぎ荘は、福岡県のほぼ中央にあたる山紫水明の夜須高原にあります。国民的俳優の故 森繁久彌さんたちが提唱した「あゆみの箱」運動によって建てられ、1972年4月「障がい者の楽園」としてオープンし、今年で45年目にはいりました。 「やすらぎ荘」は、ご家庭にいる心身障がい児(者)たちが通園で訓練をする施設です。
脳性まひ児の機能回復を目指す「動作法訓練」と発達障がい児(自閉症)の療育訓練を大きな柱として、この重点目標は現在も変わらず続けられ、創設の精神は貫かれています。
母親にとっても「やすらぎの場」

「寝たきりの子は座れるように座った子は立てるように立てる子は歩かせようそして最後には身の回りのことを自分で処理できるようにしよう」これが訓練にかける保護者や「やすらぎ荘」の願いです。

こうした訓練効果は、家庭で悩んでいる同じ境遇の母親たちが、お互いの苦しみを語り合い、励ましあって次第に表情も明るくなり、親自身も逞しくなっていく姿をみるにつけ、母親たちにとっても「やすらぎの場」となっていることが感じられます。

母親にとっても「やすらぎの場」の写真

利用者は延べ人員で43万人を突破

利用者を地域別にみると、北九州市、福岡市、久留米市など県内は勿論、佐賀、熊本、大分、長崎、広島県から1泊2日の療育訓練に参加されています。春休みや夏休みの1週間キャンプでは、北は北海道、南は沖縄まで文字通り全国から夜須高原に集ってこられます。心身障がい児(者)、小児糖尿病、肢体不自由児、ダウン症、言語障がい児なども集団療育で訪れ、年間の利用者は平均1万人にも達し、開館以来の総延人員は、43万人を突破いたしました。

利用者は延べ人員で43万人を突破の写真

多くの皆様からの支援

福祉の時代いわれる中で今日、これを地域と社会に問いかけて実践していくことは簡単なことではありません。国からの補助がない「やすらぎ荘」をこれまで続けてこられたのは、多くの皆様の善意による温かいご支援にほかなりません。ご支援をいただいている各団体・グループ、企業、そして個人の皆様に心から御礼申し上げます。

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ご支援を頂いた一部の皆様

わたしも応援しています

久留米市田主丸町菅原小林田美子さん
久留米市田主丸町の小林田美子さんは1990 年、西日本新聞の記事でやすらぎ荘の活動を知り、以後、毎月のように1万~5千円の 寄付を行い、今月末で316 回(約27年間)に達しました。小林さんは「できる範囲でお役にたてればと思い始めました。一人でも多く寄付 する人が増えてほしいとの願いも込め、今後もやすらぎ荘を応援したい」と話しました。
太宰府市青山高村照子さん
「やすらぎ荘発足当時、理事長だった故・森繁久弥さんがテレビで支援を呼びかけているのを見て寄付を始めました。私自身も森繁 さんのファンでもあったことも理由のひとつです。当時は西日本新聞の販売店の集金人さんにお渡していました」高村さんは9月時点で毎 月の寄付を363 回(約30 年)続けられ、今後も自分なりに出来る限りの範囲で続けたいと話していました。

やすらぎ荘と私

『少しでも多くの喜びを共有できれば』九州大学大学院人間環境学府藤山奈々さん
私が初めてやすらぎ荘にうかがったのは、動作法のキャンプに参加させて頂いた時でした。初めての動作法のキャンプでは、スーパーバイザーの先生方やトレーニー(訓練者)さんからご指導をいただくばかりでしたが、トレーニーさんが身体を楽に動かせるようになり、姿勢が変化していくこと、そしてその変化をトレーニーさんと一緒に喜べることがこんなに嬉しいことなのだとはじめて知ることができました。

それから私は誠に微力ではありますが、少しでも多くの喜びをトレーニーさんと共有できたらいいなと思いながらやすらぎ荘でのキャンプに参加をさせていただいております。そのなかでいつもSVの先生方をはじめ、トレーニーの皆さまや保護者の皆さまには多くのことを教えていただいております。この場をおかりして皆様に心より御礼を申し上げます。誠にありがとうございます。今後とも、スーパーバイザーの先生方やトレーニーの皆さま、保護者の皆さまにご指導やご助言を頂きながら、私自身よりよいトレーナーになれるよう努力してま いりたいと思っております。そして、このような経験をさせていただくことができますのも、所長さんをはじめやすらぎ荘の職員の皆さま、ご支援を頂いている皆さまのおかげだと感じております。いつもあたたかいお心遣いを頂き、やすらぎ荘はいつも優しい雰囲気に包まれているのを感じます。心より感謝しております。

やすらぎ荘のますますのご発展を心より祈念しております。